島根半島の食「漁師の鯖しゃぶ」居酒屋

海鮮・炉端焼き 漁師小屋「麦穂(むぎほ)」

海鮮・炉端焼き 漁師小屋「麦穂(むぎほ)」の名物、「漁師の鯖しゃぶ」
海鮮・炉端焼き 漁師小屋「麦穂(むぎほ)」の名物、「漁師の鯖しゃぶ」

山陰の新鮮な海の幸が思う存分味わえると評判のお店。週末は予約が取りづらい人気店だ。地元の魚のおいしさを余すところなく届けたいと「山陰沖日本海の極上素材を邪魔しない、シンプルな調理をしています」と話すのは大将の麦穂さん。島根の漁師の豪快で、最もおいしい食べ方で料理を提供してくれる店だ。

落ち着いた雰囲気の中、ゆっくりと食事とお酒が楽しめる
落ち着いた雰囲気の中、ゆっくりと食事とお酒が楽しめる

店内は古民家のような雰囲気。カウンターに小上がり、個室と使い勝手が良い造り。和風の古い建物を利用した店内は、初めて訪れてもどこか懐かしさを感じる。

用意されている日本酒は、すべて島根の地酒だ。そんな島根の地酒に合う日本海の新鮮な魚介類を揃え、ノドグロや松葉ガニ、宍道湖のしじみ料理などを楽しむことができる。名物は鯖料理で、しゃぶしゃぶや塩タタキでいただく。「これを目当てに多くの人が通う!」という2大看板料理を紹介しよう。

鮮度抜群の鯖をしゃぶしゃぶで
鮮度抜群の鯖をしゃぶしゃぶで

さあ、やってきた! 名物の「鯖のしゃぶしゃぶ」だ。鍋の中の出汁は真っ黒で、たくさんの玉ねぎと一緒に鯖を食べる。調味料は島根県産の醤油と酒のみ、これは島根半島の漁師たちの食べ方なのだとか。

船を出せない冬のしけの日には漁師小屋に皆で集まり、酒を酌み交わしながらこの鍋を食べていたという。このおいしい食文化を伝えたいと、麦穂さんはそのまま忠実に再現。島根沖の新鮮な皮付きの真鯖を、黒い出汁で火を通しそのままいただく。身はふっくらとしてやわらかで、文句なしにおいしいのだ。

そのまま何もつけずにいただく「鯖の塩タタキ」
そのまま何もつけずにいただく「鯖の塩タタキ」

そしてもうひとつの名物は、「鯖の塩タタキ」だ。高知を行き来する機会が多いという麦穂さんが、カツオのタタキをヒントに考案したもの。新鮮な鯖を炭火で炙り、粗塩とレモンでいただく。薬味のニンニクやネギとの相性も抜群で、地酒がどんどん進みそうな料理だ。

地元の魚や酒を堪能できる名店の一つ
地元の魚や酒を堪能できる名店の一つ

名物の鯖料理に加え、島根の新鮮な魚介の炉端焼きもおすすめだ。島根の地酒に、地域の魚を存分に味わう、この地域ならではのおいしいものを堪能できる名店だ。

海鮮・炉端焼き 漁師小屋「麦穂(むぎほ)」
所在地:島根県松江市寺町188 
電話番号:0852-67-2477
営業時間:18:00~22:00(L.O.21:45、入店は20:45頃まで)
定休日:第1・2・3日曜日、その他不定休
https://ryoshigoya.com/

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